今、ふたたび日本人がコロナウイルス感染拡大に、日常を奪われています。すなわち非日常です。非日常という言葉は、通常、いい意味で使われることが多いことばです。非日常を味わえる空間ですとか、日常を忘れて非日常的なお店で美味しいものを楽しもうとか。今は、異常だと思います。あまりにも暇なので、料理の、食事の、食べることの根本、本当の意味、価値を、私なりの言の葉で、お伝えしてみます。
今、ふたたび日本人がコロナウイルス感染拡大に、日常を奪われています。すなわち非日常です。非日常という言葉は、通常、いい意味で使われることが多いことばです。非日常を味わえる空間ですとか、日常を忘れて非日常的なお店で美味しいものを楽しもうとか。今は、異常だと思います。あまりにも暇なので、料理の、食事の、食べることの根本、本当の意味、価値を、私なりの言の葉で、お伝えしてみます。
昨日、とても嬉しいことがありました。
当店の向かいにあります小学校の2年生が、
授業の一環として、当店に、一人一人の手書きで、
いくつもの質問をしていただきました。
先生が、店まで、直接その質問の書かれたものを、
届けてくれました。
私は、出来る限り丁寧に正直にお答えして、
返信しました。2ヶ月近く前のことです。
まったく予期せぬお返事が、昨日届いたのです。
目を通しました。途中で、読めなくなりました。
もう、読む前に、8人の未来の大人の一枚一枚に
縁取りされてるようなお絵かき、料理の絵、飲み物の絵、
もう読む前に、心が喜びすぎて、嬉しすぎて、
もう反則です。子供じゃなかったら、警察に通報します。
もう涙腺崩壊寸前でした。訴えます(笑)
全部ありがたく読ませていただきました。もう、みんなに好きなものをご馳走したい気持ちで一杯です。
もちろん、諸先生方のご指導があったのも、確かだと思います。この場をお借りしまして、先生の皆様に感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。
正直、今、苦しい時です。
いただいた子供たちのお返事は、壁に貼らせていただいて、
僕の心の骨折予防に役立たせていただきたいと思います。
心の給水所を届けていただき、ありがとうございます。
そんな子供たちに、とどけけたいことがあります。
生きる上で、たいせつなこと、あたりまえのことです。
みなさんは、これから、からだがもっと大きくなります。
テキトーに食べても、大きくなります。
ぼくが、みなさんに、おつたえしたいことは、
適当(てきとう)に食べてほしいというおはなしです。
テキトーと適当(てきとう)は、ちがいます。
これから、おはなしすることは、
お母さんにもおしえてください。
みなさんは、ほんとうにおいしい、
りょうりをたべたことがありますか?
ハンバーグ、オムライス、カレーライス、牛丼、スパゲティ、
やきそば、ステーキ、焼肉、すし、いなりずし、
などなど、たくさんあると思います。
でも、毎日、みなさんが、たべているものは、
毎日、お母さん、お父さんが心をこめてつくっているものです。ここが、だいじです!
ぼくは、プロのコックです。
おいしいものをつくるのがしごとです。
しかし、みなさんのお母さん、お父さんが、
みなさんのために心をこめてつくった、
りょうりには、まけます。
それは、どうしてでしょうか?
ぼくが、へたくそなわけでは、ありません。
りょうりは、テクニックではありません。
ほんとうに、おいしいりょうりは、
たべてくれる人のことを、心から思って、
体のこともかんがえて、気持ちをこめて、愛(ラブ)をこめて、つくってくれたものです。
みなさんのお母さん、お父さんはほんとうに、
おいしいものをつくってくれます。
ぼくは、テクニックはあるけど、
みなさんのお母さん、お父さんには、かないません。
適当(てきとう)は、てきかくにあてがうって、意味です。
ちょっとむずかしいよね。
ちゃんと考えて、こうどうするということです。
テキトーは、なんにもかんがえないで、やること。
ぜんぜん、ちがうでしょ。
日本語って、むずかしいですね~。
みなさんは、適当(てきとう)に、おいしいものをえらんで、
ちがいのわかる大人になってください。
お母さんに、いつもプロよりおいしい、ごはん作ってくれてありがとうございます。って、言ってみてね!
住所 〒063-0031 北海道札幌市西区西野1条6-4-21 ライフコートA 1F
営業時間 11:30~15:00(L.O) 18:00~20:00(L.O)
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)